最新レポート | 病院で手の消毒100%プロジェクト

report

最新レポート

【ウガンダの衛生環境とは?②】

「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)」の達成を目指すウガンダの衛生環境とは...
▼前回はこちら
https://www.facebook.com/sarayaeastafrica.jp?fref=nf

サラヤ・イースト・アフリカがパイロットプロジェクトを行ったゴンベ病院は、ウガンダの村落部にあります。

一般的にウガンダ村落部の病院では、小児科病棟に入院する子どもたちの半分以上がマラリアと診断されています(実際にマラリアに罹患しているかどうかは別として)。同時に、そこには下痢性の疾患を患って同じ病棟に入院してくる子どもも当然おり、彼らは同じ病棟内で治療を受ける形となります。

小児科病棟では、マラリアによって体の弱った子どもが、下痢性感染症を患って入院する子どもたちと同じトイレを使用しています。しかしそのトイレは、水不足のために十分に掃除がされておらず、決して衛生的とは言えません。しかし子どもたちはトイレの後、手を洗わないまま、そのまま手掴みで食事をしてしまうのです。

こうして、マラリアと診断されて入院したにもかかわらず、病棟内で2、3日過ごすうちに別の下痢性の感染症に感染してしまうのです。