最新レポート | 病院で手の消毒100%プロジェクト

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【ジンジャ病院にて院内感染防止の研修会を行いました】

ジンジャはカンパラから車で2時間ほどの、ケニアに近い、ナイル川の源流があることで有名な街です。

サラヤがスポンサーとなり、地方中核病院の医療関係者をお招きし、院内感染防止の研修を実施しました。院内感染防止のノウハウを地方中核病院に持ち帰えり、更に広めてもらうことで、ウガンダでの院内感染を防ごうというのが今回の研修の目的です。

医療先進国のアメリカですら毎日200人以上が院内感染で亡くなっており、例に漏れずアフリカでも深刻な問題です。

ここでは、泥水に塩素消毒液を入れ、医療器具を消毒するということもあります。もちろんそれでは殺菌できず、ウガンダの一般的な公立病院は、"Too weak to go to the hospital"(体調が悪いならば病院に行かない方がいい)と揶揄されるほど衛生環境が劣悪です。

院内感染が蔓延する原因として、専門的な知識と技術を持つ保健衛生職員と指導員が全体的に不足していて、衛生に関する知識やノウハウが病院の現場レベルまで十分に浸透していないということが挙げられます。

そうした状況を変えるために、サラヤ・イースト・アフリカではこの院内感染防止の研修会を企画しました。

参加者は皆、真剣に研修に取り組み、セッションの間にも活発な議論が交わされました。結果、研修前と研修後に行った理解度確認テストでは、全体的に点数が改善されました。

アフリカの院内感染の撲滅のためにサラヤ・イースト・アフリカはこうした活動を今後も続けていきたいと考えています。