最新レポート | 病院で手の消毒100%プロジェクト

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今回は営業でウガンダ西部の街、カセセに行ってきました。

カセセ県はコンゴ民主共和国との国境に位置し、西にルウェンゾリ山地を隔てコンゴ民主共和国の北キヴ州と接しています。東にはキバル・フォレスト国立公園、ジョージ湖、南にはルウェンゾリ国立公園やエドワード湖があり、まさに自然に囲まれた秘境と呼べるでしょう。

カンパラからカセセへは車で6〜8時間、左手に国立公園のサファリを望みながらさらに山奥にある村落部へと向かいます。そこに住む人々は自然と共存し、自給自足の生活をしています。常に人工的なものに囲まれて育ってきた筆者にとってはその生活がとても新鮮に見えました。

カセセは銅、コバルトを産する鉱山の町として発展。しかし、1990年代に反政府軍ADFが活発に活動していた地域で、それによる内線の影響もあり公共インフラの整備が遅れています。医療施設の整備も遅れており、産婦人科病棟がない医療施設では一般病棟に免疫が弱まっている妊婦や乳児が入院しなければならず、常に院内感染の危険に晒されています。このような地方にも的確な衛生環境をもたらすのがサラヤ・イースト・アフリカの望みであり、使命でもあると思います。